2011年、年が明けてすぐに「世紀末探偵倶楽部」の収録がありました。
「世紀末探偵倶楽部」はあの有名なシャーロックホームズの原典をもとに、ホームズとワトスンの絆をBL的目線でみた物語です。原典にある「ルパンVSホームズ」と「三人ガリデブ」にオリジナルのストーリーを絡め、BL感たっぷりの探偵物語に仕上がっています。
今回はホームズファンである今一子先生にジャケット絵を新たに書き下ろしていただきました!
ホームズ役の鈴木さんは、耽美なイメージを持ってホームズの役作りをしてくださいました。喋り方や、仕草につける吐息にさえ耽美なイメージを醸し出してくださいました。
ホームズの相方、ワトスンは安元さんです。物語の語り部とともに、ホームズにあふれんばかりの愛情を注いでいる陽気な雰囲気や、本当は不安に思っている心情など細やかに演じてくださいました。
一話目はルパンから挑戦状が届き、パリまで訪れた二人の話です。ホームズの大事なものと引き替えに盗まれたルビーのネックレスを返すという取引をルパンに提示されたホームズは・・・。
ルパン役は子安さんです。理想通りのルパンを演じてくださりました。一人称の「我が輩」が様になるルパンです!
二人の対決の行方は・・・是非CDで確かめてくださいね。
次は、原典「三人ガリデブ」に、オリジナルの二人のなれそめストーリーを絡めた物語です。成田さん演じるアメリカの弁護士、ネーザン・ガリデブが自分と同じ「ガリデブ」という姓をもつ人物を求めてロンドンのホームズの元を訪れます。あまりにも胡散臭い依頼にワトスンは顔をしかめますが、ホームズはすんなり承諾。二人の絆にすれ違いが生じてしまいます。
回想で、二人が初めて肌を重ねたシーンを思い出しますが、ストイックなホームズに、叶わぬと思っていた重いが通じたワトスンのモノローグが切ない聞こえます。
そんな風に想いが通じた二人ですが、ガリデブ氏の依頼で秘密主義を貫くホームズに、ワトスンは不安を隠せず、二人の間がぎぐしゃくします。
そんな中でガリデブの思惑が明らかに・・・。成田さんの胡散臭い演技から思惑がバレた時の豹変ぶりなど、さすがの切り替えの演技で物語を更に面白くしてくださいました!
事件も解決し誤解も解けたところでホームズとワトスンが再び肌を重ねるシーンでは、その前の回想とは打って変わってホームズの弱気な態度がみれます。鈴木さんの涙を流す演技に、こちらまで切なくなってしまいます。想いが通じ合って若干のすれ違いがある二人が本当に通じあえた瞬間の、お二人の繊細な演技に感動しました。
フリートークは打って変わって賑やかしいものになりました!ガリデブという変わった名前の話題から、ご自身のお名前について由来や、今の名前じゃなかったらこんな名前になるかもしれなかった、という生まれたときのお名前候補の話など、盛りだくさんの内容になっております!
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